【住み替え】「売り先行」と「買い先行」、どっちがいいの？失敗しないための考え方

こんにちは、しげのぶ不動産代表の伊藤です。
これまで本当にたくさんのお客様の住み替えをお手伝いしてきましたが、皆さんが必ずといっていいほど悩まれるのが「今の家を先に売るか、新しい家を先に買うか」という問題なんです。

ネットで調べると色々な情報が出てきますよね。でも、正直なところ「絶対にこっちが正解！」という答えはないんです。なぜなら、お客様一人ひとりの状況が違うから。
今日は、私がいつもお客様にお伝えしている判断のポイントを、できるだけわかりやすくお話ししたいと思います。

まず知っておきたい、それぞれの特徴

売り先行（先に今の家を売る）

いいところ：

売ったお金がいくら入るか確定するので、新しい家の予算がはっきりします。資金計画が立てやすいのが一番のメリットですね。

大変なところ：

売れてから新居を探すと、時間に追われて焦ってしまいがち。「本当はもっと探したいけど、仮住まいの期間も考えると...」って、妥協して決めてしまうケースも少なくありません。引っ越しも2回必要になるので、手間も費用もかかります。

買い先行（先に新しい家を買う）

いいところ：

理想の家をじっくり探せます。引っ越しも1回で済むし、仮住まいの心配もなし。精神的にすごく楽なんです。

大変なところ：

これが一番怖いんですが、今の家が売れるまで二重にローンを払い続けることになるかもしれません。しかも、思ったより安くしか売れなかったり、なかなか買い手が見つからなかったりすると、資金繰りがかなり厳しくなります。

ちょっと考えてみてください
もし新しい家を買った後、今の家が半年間売れなかったら...資金的に大丈夫ですか？
この質問に「ちょっと不安かも」と思われた方は、買い先行は慎重に考えた方がいいかもしれません。

私が大事だと思う3つのポイント

お客様に最適な方法を一緒に考えるとき、私がいつも確認しているのはこの3つです。

1. お金の余裕はどのくらいあるか（これが一番大事）
   今の家が売れるまで、二重にローンを払えるかどうか。半年以上続けられる余裕があれば、買い先行もアリです。でも、売ったお金がないと新居が買えないなら、絶対に売り先行です。
2. 今の家はすぐ売れそうか
   売れやすい家：新しめで駅近とか、人気エリアなら比較的早く売れる見込みがあるので、買い先行のリスクは低めです。
   時間がかかりそうな家：築年数が経っていたり、ちょっと駅から遠かったりする場合は、売り先行で確実にお金を確保する方が安心です。
3. 欲しい物件はどのくらいレアか
   「この物件、逃したら絶対後悔する！」っていう運命の出会いみたいな物件に巡り会うこともあります。そういうときは、多少無理してでも買い先行を検討する価値はあると思います。ただし、お金の問題はしっかり確認しましょう。

もう一つ質問です
ご自分の家が「いくらで」「どのくらいの期間で」売れるか、ちゃんと把握されていますか？
「たぶんこのくらいかな」という感覚だけで進めるのは、正直危険です。プロの目で見た正確な査定があると、計画がグッと立てやすくなります。

結局、どうすればいいの？

ここまで読んでいただいて、「結局どっちがいいの？」と思われたかもしれません。
答えは...「お客様によって違います」なんです。身も蓋もない答えですみません（笑）
でも本当にそうなんです。お金の状況も、今の家の条件も、新居に求めるものも、みんな違いますから。
大切なのは、お金の不安もストレスも少ない方法を選ぶこと。そして、それを見つけるには、やっぱり専門家と一緒にしっかり計画を立てることが一番の近道だと思います。

まずは相談してみませんか？

私がお約束できることは3つあります。

1. しっかりした査定
   今の家がいくらで、どのくらいで売れそうか、リアルな数字をお伝えします。
2. 資金計画のシミュレーション
   売り先行、買い先行だけじゃなく、リスクを減らす「同時進行」の方法も含めて、いくつかのパターンを比較してご提案します。
3. 万が一への備え
   例えば売却後も少し住み続けられるよう交渉したり、状況に応じた対策を考えます。

「状況によりけり」って冷たく聞こえるかもしれませんが、逆に言えばあなたにぴったりの答えが必ずあるということです。
まずは今の状況を教えていただけませんか？そこから一緒に、後悔しない住み替えのプランを作っていきましょう。お気軽にご連絡ください。

不動産は大きな資産です。少しの工夫と準備で、結果的に手元に残るお金が大きく変わってきます。
不安な方は早めに行動し、安心できる売却を進めてください。