【解決事例】連絡先不明という大きな課題|共有名義

こんにちは、しげのぶ不動産代表の伊藤です。
今回は、共有名義の物件売却という難しい案件についてお話しします。
20年間音信不通だった親子が、不動産売却をきっかけに再び繋がることができた、心温まる事例をご紹介させていただきます。



共有名義物件の売却依頼

今回は個人宅で父親と息子さんで共有名義の物件売却依頼です。
現在父親だけが居住中で、高齢になり施設に入りたいので資金が必要とのこと。
ご依頼も父親からです。
それだけなら何も問題ないのですが、息子さんはかなり以前に出て行かれたらしく、もう20年ほど連絡もしていないとのこと。
共有なので当然に息子さんにも売却に同意して頂く必要があります。



連絡先不明という大きな課題

そもそも連絡先が不明とのことで「ガーン」これは難儀です。
早速司法書士に連絡をとり足跡を探しました。
時間かかりましたが、国内ですがかなり遠方におられることが判明、仕事場で電話連絡もつきましたのでまずは一安心。



予想外にスムーズな同意

次はすんなり同意して頂けるかどうかです。
予想に反して売却することに対してはすんなり同意も頂け、あとは息子さんの必要書類の取得と、面談して印鑑をもらう必要があります。
伊藤は遠方でも伺います。
ご面談頂き無事に販売出来ることになりました。



買取による迅速な解決

今回はお急ぎとのことで、弊社で買取させて頂くことになりました。



買取の場合、通常の仲介販売と比較して約三割程度価格は下がります。
それでもいいので早くとのことで買取契約の締結。
なんとか無事に販売できて喜んでおられました。
土地が広く駅にも近いので、弊社は分割して新築用地として販売を予定しています。



何よりも嬉しかったこと

何より息子さんと連絡がついて、久々に親子で会話されたことを喜んでおられました。
長年の確執も少しは軽減されたかと。
いいお仕事をさせて頂きました。