2024年9月1日
工務店と不動産屋のしげちゃんです!
所有した不動産は管理して下さいというお話。
お世話になってます。
今日は遠方にお住まいで、約40年〜50年前に購入された土地について。
滋賀県の少し山手の分譲地の場合、多くの購入者さんは京都や大阪の方で、投資目的に将来の値上がりを期待して購入されてます。
よく楽待(不動産投資サイト)などで聞かれるのは、造成もせずに販売された原野商法(昔流行った完全な詐欺)だと思います。
確かにそんな所も数カ所ありますが、今回はしっかりと整備された土地で、現在約7〜8割は家も建ってます。
今回の価格のイメージはこんな感じです。
販売当初 約10万/坪
バブル時代 約30万/坪 ここで売り抜けた方は大成功!
現在 約 5万/坪
問題は、遠方にお住まいの為、ほぼ何も管理をされないことです。
草は伸び放題、徐々に木も生えて高木になる。
近隣が役所へ改善要望のクレーム入れると、役所は所有者へ手紙で是正の依頼はしてくれますが、ほぼ大半はスルーされて放置。
仕方なしに地元自治会や近隣の方が草刈りを無償でされてる場合も。
♯真面目な方は、業者を手配して定期的に草刈りなどされています。
そして所有者が高齢になり、益々音信不通で放置されます。
その後相続が発生したタイミングで、相続人さんが地元業者に販売を依頼されます。
売主様に「現状はご存じですか?」と聞いても場所すらご存じないです。
♯これも仕方ないです。
現地へ確認に行くとやはり「あーあ」って感じになってます。
現状のままで販売するとなると、とても相場価格では売れません。
かといって成長した高木の除去や除草を、ライバル物件の多いエリアで先行投資もなかなかして頂けません。
現状で販売するとどうなるか。
我々業者が売看板を設置すると、当日か翌日には近隣さんか自治会から
「はよ草刈れー!」
「何年放置してんねん!」
「雨樋に枯れ葉がたまるから木を伐採しろ!」
「売り出す前にまずは所有者が謝罪に来い!」
などクレームが多数きます。
先日も栗東市の農地の売却で境界が曖昧なので近隣さんへ挨拶へいくと、約50年間放置されていたので、1時間以上叱責され本当に収拾がつかず、その後も数回謝罪に伺いなんとか進展しました。
売主様は遠方です。
近隣さんからの事情をお伝えしても改善は難しいです。
こんな感じで、業者は毎回びびりながら売看板設置してます💦
所有した不動産は近隣にも配慮して頂き、適正管理をしましょーというお話です。
現場からは以上です!